“ウェルフォームド・ゴール”(望む解決像)を見つけに(2) 『卒母のためにやってみた50のこと がんばる母さんやめました』(田中千絵 大和書房)

(前回2024年8月17日付けブログ “ウェルフォームド・ゴール”(望む解決像)を見つけに(1)の続きです)

「無理にいい人をするのを止めて」、自分を大切にする生活にシフトしたおかげで、

筆者の田中さん、「底をついていた気力・体力がついて」

「深く眠れるようにも」なったそうです(p.140,211)。

そのついてきた、作り出したエネルギーと時間で、

コインランドリー滞在中に本を読んだり

金継ぎを始めたり(最初、金稼ぎかと思いました笑)されています(p.196)。

これまで自分のことを後回しにしてきたのだから、「罪悪感は無用!」

これからは、自分が楽しめる、好きなこと、楽しいこと、ワクワクする方向に

エネルギーと時間を充当していったらいいという提案です(p.60)。

本書にも、「で、あなたはどうしたいの?」と、

留学先のホストマザーさんから聞かれまくった友人の娘さんの話が出てきます(p.237)。

そうなんです、自分が楽しんで、ワクワクするために「どうしたいのか?」

私もカウンセリングで、「どうしたいか?どうなりたいか?」を、よくお訊きします。

これ、ソリューション・フォーカスト・アプローチ(神戸カウンセリングサロンの主なアプローチ方法)の、

“ウェルフォームド・ゴール”(望む解決像)という考え方。

“ウェルフォームド・ゴール”、聞き慣れない単語ですね。

望む解決像を初めから持っている方はめったにいません。

そうする方が社会的に好ましいとか、ウケがいいとかは横に置いておいて、

あくまで“あなた”にとっての重要な願望

「あなたはどうしたいか、どうなりたいか」を、

臨床家(この場合私)と共に“言語化”していくことから

満足のいく生活を創り出していくことです。

(参考『解決のための面接技法』p.42,82 『ブリーフセラピー入門』p.56)

ですから、そうなんです!

突然、自分軸でどうしたい?どうなりたい?と言われても!?と、思われた方。

大丈夫なんです!

イケメンになりたいでもお金持ちになりたいでも、

そんなぁと思うようなことでも、まだ自分では気付けていなくても、

「どうにかしたい!どうにかなりたい!」の先にある“ウェルフォームド・ゴール”を

臨床家(この場合私)が一緒に見つけて

満足のいく生活が創り出されていきますから!

(いつの間にかちゃっかり宣伝笑)←私の“ウェルフォームド・ゴール”なんて😆

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