
好スタートですね。
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、
初戦の台湾戦、そして韓国戦、オーストラリア戦。
2026年3月7日付の朝日新聞スポーツ欄では、
台湾戦二回の先制満塁本塁打を含む3安打5打点という大活躍の、
大谷翔平選手がクローズアップされていました。
しかし記事によると、来日後の強化試合では5打数無安打と当たりが止まっていて、
周囲からは打撃の状態を心配する声も上がっていたそうです。
そんな周囲の心配をよそに、本人はいたって冷静。
「現状ケガもなく、プラン通りに打席をこなせた。満足」と、
自信に満ちたコメントを残していました。
◆なぜ、これほど強いメンタルでいられるのか?
大谷選手はこう語っています。
「そもそも、メディアの人にマイナスなことを言われても気にならない」
「何が足りていないのか、自分の中で理解できていればいいので」と。
野球だけに、まさに「外野」の声はノーカウント。
自分が自分を知っていれば、揺らがないのですね。
(ちなみに、2023年のWBC優勝時には、こちらのブログを書いていました。https://kobe-counseling-salon.com/wbc/ )
◆オリンピアンに学ぶ「自分の心を知る」技術
この「自分の中での理解」というキーワードについて、
同様のことを語っているアスリートがいます。
先日(2026年2月7日)放送されたNHK『週間情報チャージ!チルシル』五輪開幕!オリンピアンに学ぶメンタルの重要性で取り上げられていた、
スキージャンプの伊藤有希選手です。
オリンピックに4大会連続で出場されている伊藤選手が、
メンタルを整えるために大切にしているのが「自分の心を知る」こと。
伊藤選手は、メンタルトレーニングの一環として脳波を測定しているそうです。
数値化することで、目に見えなかった心の状態や思考の癖が見えて来たといいます。
例えば、伊藤選手は考えたり、判断したりが得意なタイプですが、
一方で頭を使い過ぎて疲れてしまう傾向があることが判明しました。
メンタルトレーナーの林愛理さんによると、考え過ぎてしまうことで、
今感じている風の感覚や筋肉の感覚を受け取る力が下がっていたのが
課題だったそうです。
「集中している」と思っていた状態が、
実は「緊張し過ぎ」で体が硬くなっていたのだと。
◆「自分のために」が、結果的に「誰かのために」なる
リラックスした「ゾーン」に入るために、伊藤選手が実践したのは、
脳波測定の他に「自分の気持ちを人に話すこと」や「感じたことを書き出す練習」でした。
自分の心と向き合い、理解を深めることで、競技への向き合い方が変わり、
結果も伴うようになったそうです。
また、オンとオフの切り替えが苦手だった自覚から、オフには料理をするなど、
「競技から離れる時間」を意図的に作るように。
一度自分を解放してリセットすることで、よりフレッシュな気持ちでジャンプ台に戻れるようになったと語っています。
特に印象的だったのが、伊藤選手のこの言葉です。
「実は、それまで自分のために何かをしたことがなくて。
そういう発想がなかったんです。でも、学びを深める中で、
自分のためにすることは、結果的に相手のためにもなると気付きました。
自分のパフォーマンスを上げ、それを周りの方に見て喜んでいただく。
その周りの方の笑顔が、また自分のためにもなる。大きな気付きでした」。
さらに、夢や目標がない方へ向けて、「自分にはそれがあったから、
ここまで競技を続けられた。でも、それらがなくても全然いい。
それを見つけるために毎日ワクワクして過ごす、それだけでいい」という
温かいメッセージもありました。
◆頑張りすぎてしまう、あなたへ
考え過ぎ、緊張し過ぎ、そして頑張り過ぎ。
ついついし過ぎて、自分のことより「他人ファースト」で動いてしまうのが、
私たち「過剰適応」傾向を持つ人の特徴でもあります。
当サロンでは脳波を測ることはできませんが(!)、
カウンセリングや心理検査を通してお手伝いすることが出来ます。
今感じていること、胸の内にある思いをお話しいただくことで、
ご自身を知り、ご自身への理解を深めてみませんか?
「自分ファースト」で、毎日をワクワクして過ごせるような、
自分を知るウォーミングアップを、一緒に進めていければと思っています♪
