
女子大で、臨床心理学系の授業を担当しています。
単位のかかった前期テスト。
学生さん達の真っ向勝負に報いるため、
こちらも、“全集中”。
のはずが、その“水の”呼吸が、時折乱されることに(笑)。
昨年も、学生さんの話を紹介したことがありました(2024年4月1日付けブログ「四月一日、エイプリルフールのような学生さんの珍回答」 https://kobe-counseling-salon.com/april-fool2024/ )。
今年は例えば、
統合失調症の陽性症状の一つである「幻覚」の説明の流れで、
ないものが見えるのが「幻覚」。
あるのに違って見えるのが「錯覚」という話をしています。
そこで前期の試験、
問 壱ノ型 錯視で有名な立命館大学の北岡明佳先生に、
アルバムのジャケットを依頼した有名人は( )、という問題を出した所、
(以下、敬称略)
正解は、「レディ・ガガ」なのに、
「黒柳徹子」って!
発達障害の単元で、ADHDと言われている著名人で、確かに取り上げました。
でもCDは出してないでしょ!?
と調べてみたら、
ナント、CDアルバム 音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』(2021年)
語り=黒柳徹子とあるではないですか😲
他にも、「下田光造」とか。
これは、うつ病になりやすい病前性格で、
テレンバッハが提唱した「メランコリー親和型性格」が有名だが、
日本人の下田光造は「執着気質」というのを提唱していたと言う話を確かにして、
ある意味授業をよく聞いていたとも言える誤答もありました。
他には、「太郎」(笑)。
それって、葉加瀬とか?浦島とか?
似たようなのの英語版、「ロバート」っていうのもありました。
デニーロ?はたまた、秋山?これだと、英語版にもなってないですね。
同様に、「トム」というのも(笑)。
これも若干心当たりがあって、発達障害の項目で、
学習障害を公表している有名人として、
トム・クルーズを挙げたからかもしれません。
ツワモノは、「みずさわかおり」を、しかも漢字で。お見事👏
が、残念ながらCDは(まだ笑)出していません。
続けて、
問 弐ノ型 うつ病は、神経伝達物質の( )が不足することでなることがわかっている。
正解は、「セロトニン」。
ですが、「セルトラリン」って、響きが可愛いジェネリック風の誤答や、
「ヘロトニン」は、あとひと息というか、あとひと文字!でした。
どれも皆ちゃんと、韻は踏んでるのがスゴイです(って、踏もうとしたわけではないですね笑)。
長くなったので、第一章はここまで。
第二章も乞うご期待♪