ウクライナ支援健康フェスタ

ロシアのウクライナ侵攻から490日余りになる2023年6月25日。
U-J Bridge(https://sites.google.com/view/u-j-bridge/)主催の健康フェスタが新神戸メディカルビレッジで催されました。

当日は、兵庫県に住むウクライナ人約100名(法務省 都道府県別ウクライナ避難民在留者数より)のうち、60名を超える方々が、健康診断、歯科検診、心理相談、音楽療法などに参加。
超すぐれもののスマホコーティングや超素敵な合唱、管弦楽の音色etc…も楽しめた催しでした。

ほぼ当日だけお手伝いの私と違い、
これだけのことをするには、多くの方々の協力、スタッフの人達の準備、それはそれは大変だったに違いありません。
でも、会場にはそんなことを声高に叫ぶ空気や、過剰な憐憫はゼロ。

↑ 受付で座っているのが私です(U-J Bridgeホームページより)

そして何より気持ち良かったのが、ウクライナの方々が最大限の謝意を体中で表しながらも、決してへりくだらず、堂々と支援を受ける凛とした姿。

出来ることをする & それを受ける。
サポートする側にもされる側にもことさらの特別感なく、自然体だったのが*1後味最高でした。

思い出したのが、“自立”という言葉。
おそらく、“誰にも頼らず、自分の力で生きて行くこと”と、習って来たと思います。
でもそれが最近見直されています。
きっかけは、脳性麻痺の小児科医、熊谷晋一郎さん。

当初依存先が親だけだった熊谷さんは、親を失えば生きていけないのでは、という不安がぬぐえなかった。
でも、友達や社会etc…依存先を増やしていけば、自分は生きていける、“自立”出来ると思ったそうなのです。

“自立”とは、依存しないで何でも一人ですることなのではない。
むしろ、“依存先を増やしていくこと”こそが、自立なのだと。

そう、そして自然体で“依存”したり、されたりって、とっても気持ちイイことなんだなと感じた1日でした♪

オマケ
*1後味と言えば、
全プログラム終了後、主催のドクター達が用意して下さったお疲れ様会。
そこで初めて口にしたワインが美味しくて。
聞けば、モルドバ共和国(恥ずかしながら初めて聞く国名)のワインだそうで。
これも全く知りませんでしたが、モルドバワインの生産者、輸入元等は、ワイン販売で得た利益をウクライナ支援に役立てているんだそうです。

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