
もしも子どもに「消えてしまいたい」と言われたら、
周りは、どう声掛けをしたらいいでしょう?
答えて下さったのは、中央大学客員研究員で、
毎年70校以上で自殺予防教育を行う、髙橋聡美さん。
大人は子どもから相談されると、
どうしても、死にたい気持ちから引き上げようと説得したり、
自分の思いを押し付けて語ってしまいがち。
でも、そうではなくて、「どうしてそう思うのか?」を聴けると良いですね、と。
消えてしまいたい経験のある、ゲストでモデルのよしあきさんも、
これからの糧になるとか、これを乗り越えたら楽しいことが待っているetc…
そんな「将来のことを言われても」。
「今つらい感情をどうにかしたくて助けを求めている」「今を見て欲しい」のだと。
そこで髙橋聡美さんが、自殺予防および自傷行為の対応法として、
「TALKの原則」を教えてくれました。
Tell | 「心配しているよ」「教えてくれてありがとう」 言葉に出して心配していることを伝える |
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Ask | 「今は死にたいと思ってる?」 死にたい気持ちがあるか率直に尋ねる |
Listen | 「何がつらいの?」「いつからつらいの?」 絶望的な気持ちを傾聴する |
Keep safe | 専門家などの支援につなげ 子どもの安全を確保 |
TALKには、「アドバイスをしましょう」や「励ましましょう」は皆無。
他にも、口にしがちな、要注意、NGワードとして、
「みんなそれなりに大変な思いをしているよ」や、
「命は大切にしないとダメ」、
「死んだらみんなが悲しむわよ」等が挙げられていました。
さらに専門家の見地から、精神科医の松本俊彦さんは、
「『死にたい』」という言葉を軽く受け止めるべきではない」。
なぜなら、
「他のSOSでは大人達がキャッチしてくれないから、
段々インパクトの強い言葉を選ばざるを得なくなっている可能性がある。
子どもが勇気を出して言ったことを、頭ごなしに否定しない」大切さを伝えてくれました。
また、「理由はこれ1個」というのでも、「いきなり自殺の問題になるわけではない」。
例えば、「部活動のレギュラーを外れたとか」、「友達間のいざこざだったり」、
「仕事を辞めて自分につきっきりで居てくれる親のためにも、
自分がいない方が楽だよね」とか…。
小さな困りごとが積み重なって『死にたい』につながる」。
逆に、困りごとを丁寧に解決することが、自殺減につながる可能性に言及されていました。
もう一つのアプローチとして、
「誰かに言えることが大事。必ずしも親でなくていいから」も。
死にたい気持ちを誰かに言えた子は、実行に移す可能性が低まる。
そして、親がSOSを出す姿もgood。
子どもが、自分らも「SOSを出していいんだ」となるから…と。
夏休みが終わる前に、必要とされている皆さんにどうか届きますように♪