
この放送では、
今年4月に公表された「孤立死」に関する初の推計結果で、
高齢者のみならず、「孤立死」が20代30代にも広がっている。
その背景には、
若者は、誰にも本音を打ち明けられない深い孤独感があることを指摘していました。
他方、実は若者は、
この気持ちを誰かにわかって欲しい、人とつながりたいと思ってはいる。
でも、自分が誘って断られたらへこむ。
だから、自分からは声を掛けづらい。
その結果、孤立、孤独へ…と。
で、この手があったか!と思ったのが、それを逆手にとった大人の工夫。
若者の、断られてへこむ気持ちは十分理解出来る。
ならば、個人ではなく、組織(会社)が誘ったこと、
それに乗っかってもらう形にしたら、若者も傷付かずに、
孤立、孤独から脱出出来るのではないかという。
具体的には、他者とつながれる、若者限定のサークル的な“場”を会社がお膳立て。
すると、『会社が言うてるから』、『会社の行事やからしゃあない参加するか』と。
自分発信じゃないから、何かあっても傷付きが少なく、
比較的気軽に乗れるというわけです。
このちょっぴり他罰的な(上手くいかなかった原因を、周りのせいにする)思考。
一見好ましくないように見えますが、カウンセリングでもしばしば使います。
なぜなら、自罰的な(失敗の原因を自分に起因し、自分を責める)、
責任感が強い方が多いから。
例えば、
言いたいけれど、周囲に言いにくいことがある時には、
「カウンセラーに言われたので」とか、
「カウンセラーとの間でこんな話になったので」と、いうような感じで。
全部自分で引き受けないで、
少しの“他罰”で、ハードルは意外に下がります。
内閣府は5月を、
「~話してみた こころが少し軽くなった~ 孤独・孤立対策強化月間」と、
定めています(https://www.cao.go.jp/press/new_wave/20250502.html)。
5月、
よろしければ話しに、
そして自罰→他罰をちょっぴり逆手に取った(+無罰「これは仕方なかったよね、不可抗力だ」)体験をしにお越し下さい♪