「敗走と助走は、時々見分けがつかなくなります」 by 『デルタの羊』塩田武士さん

先日、映画騙し絵の牙(2021)の地上波初放送がありましたね。

ご覧になった方もいるかもしれません♪

原作者が、塩田武士さん。

映画罪の声(2020)(見ました!)の原作者でもあります。

そういえば塩田さん、友人の友人で、その友人は、作中で名前を使われていたこともあったなぁとか。

そのつながりで、かつて関学生協であった、『盤上のアルファ』(2010)サイン会にも行ったなぁとか。

ときに、『デルタの羊』(2020)も読んだなぁとか。

『デルタの羊』には、松山の坊ちゃんからくり時計が出てくるのですが(p.318)、

そういえばちょうどその少し前の学会で道後温泉行ったんだったなぁとか。

『騙し絵~』を見ながら忘れかけていたことが思い出されて来ました。

そして、『デルタの羊』の中で、忘れてはならないセリフがあったことも。

“人生のスタートラインって、自分の本当の役割を見つけた時に引かれるもんじゃないんでしょうかね”(p.313)。

そして、

“敗走と助走は、時々見分けがつかなくなります”(p.256)。

仕事でも恋愛でも、学校でも、家庭でも、失敗して、逃げて、自分は負け犬なんだって思うことがあります。

でも、自分は気付いていないだけで、

実は次なることへの前ふりになっているのかも。

そんなスペクトラム(連続体)って、考えたこともありませんでした。

そんなこんな考えているうちに、

『騙し絵~』で負けた(!?)大泉洋が悔しがって、コーヒーを地面に叩きつけています(少々ネタバレm(__)m)。

でも、大丈夫。

その敗走は、次への助走なのかもしれません。

そして、年齢が行っていようが、何であろうが、そこにまたスタートラインが引かれて行くんですね、きっと♪

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