
翌日のNHK地上波初放送をご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は前日の2026年1月31日@新開地アートひろばの、『港に灯がともる』映画上映
&本映画プロデューサー 安政洋氏と精神科医 井出浩氏のトークショーに
行って来ました。
阪神・淡路大震災の翌月に生まれた主人公の灯(あかり)。
灯:私、震災の次の月に生まれて。
母から何回も何回も、『あんた産むとき大変やったんやで』って言われて。
ずっと、じゃあなんで産んだん?
なんで生きなあかんのやろうって思って(涙涙)。
震災、家族、国籍…ずっと背負って来たそれらのせいで心に不調をきたした、
最もしんどい状況に居るであろう灯が、
最もカウンセラーっぽいなぁと(そこじゃない!と言われてしまいそうですが)、
職業柄思いながら観た(泣いた)のでした。
例えば、灯を心配した友達とのやり取り。
灯:ごめんね。
友達:全然。
高校の時にさぁ、うちのおかんがPTSDだって言った時、
灯なんて返したか覚えとぉ?
灯:覚えてへん。
友達:『ふーん』って全然興味なさそうに(笑)。
灯:別に興味ないとか、そういうことじゃ。
友達:わかっとお。『大変やなぁ』とか『何でも言ってなぁ』とか、
そういうの嫌やってんあん時。だからほんまに嬉しかった、
とか。
別のシーンでは、簡単に「大変だったんだね」とは言わずに、
灯:「想像しか出来ないけど、大変だったんでしょうね」とか。
不仲な父親との電話でのやり取りでは、
父親:「何なん?わざわざ久しぶりに連絡してきて何が言いたいん?世間話でもしたいん?」
灯:「でも、私はずっとこういう話がしたかった。
色んなことを聞いて欲しいと思っとった。毎回お父さんと話す度に」。
「お父さんにも、色んなことを話せる人がおったらなぁ」とか。
そして、映画上映後のトークショーの井出先生は、
精神科医っぽいのか、っぽくないのか。
何せ、安氏(『心の傷を癒すということ』原作者・安克昌氏の実弟。
安克昌氏については、2023年2月24日付けブログ「心のケアー『ひとりぼっちにさせない』人と物と事と」 https://kobe-counseling-salon.com/no-alone-2/ や、
2025年1月17日付けブログ「Eテレ【100分de名著】 阪神・淡路大震災30年『心の傷を癒すということ』を読む」 https://kobe-counseling-salon.com/hansin_awaji30th/ で言及しています)に、
映画の感想を聞かれた井出先生、
「居酒屋のシーンで出て来たおでんが真っ黒でビックリした」(そこですか!)と
回答して、会場中に素敵な笑いの渦を引き起こしてはりましたから♪
