『リカバリーをめざす統合失調症の認知行動療法ワークブック』(ダグラス・ターキングトン他 星和書店)

 

少々難しそうなタイトルですね。

が、ぜひp.11の「運転中の怒り」の話を聞いて下さい。

 

ある男性が車を運転していると、すぐ前に車が割り込んで来たため、

あやうく事故を起こしそうになった。

激怒した男性は、割り込んで来た車の運転手に殴りかかろうと車から飛び出した。

そこで、

割り込んで来た車の運転手の妻が、車の後部座席で出産しようとしていることに、

割り込んだ運転手に他意はなかったことに、男性は気付いたのだった。

 

怒りとは、往々にしてそのようなもの。

私たちの日常の出来事に関する考えは、

極端過ぎたり事実に基づいていないことがあって、

この「運転中の怒り」の例のように、状況をきちんと確認することで怒りを鎮めることは可能だと、本書では指摘しています。

 

相手を理解しようとまでしなくていい。

ただ、事実を知ることで、楽になれることも。

 

これはまさしく、

事実はいつもひとを楽にする byなんちゃってコナン

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