“私たちは、もう少しラクに生きていってよいのかもしれません”(表紙裏)から始まるこの本は、
帯のチェックリスト、本文の「過剰適応傾向自己診断テスト」他で、
私が開発した成人用過剰適応傾向尺度(2014 応用心理学研究)が使われています。
だから取り上げた、というのはなきにしもあらずですがm(__)m、
本全体に溢れるブリーフサイコセラピーの精神と解決策に、希望に満ちた読後感。
“過剰適応とは何だろう?”、“過剰適応の原因は?”の後には、
“過剰適応によって得てきたものを確認する”、“過剰適応のプラスの側面を確認する”!
「えー、わるい面ばかりに注目してきてたー。過剰適応には苦しめられてきたことが多いけど、
信頼とかポジションとか、確かにこれまでのがんばりで得られたものもあるかも。
過剰適応も、少しは役に立つ側面があるかもー」(ソリューション・フォーカスト・アプローチでは、「例外探し」と言います)など、
目から鱗の捉え直しetc…がちりばめられていて。
まあ不思議。読むだけでちょっぴり心がラクに & 希望がわいてくるのでした。