
今日は、最近目にした「心と脳」に関する興味深い記事と、
それとつながる「生き方のヒント」をお届けします。
◆脳が選んでしまう「記憶のクセ」
2026年3月22日の朝日新聞に、
「悪いことばかり思い出す『脳のくせ』緩和 うつ病の予防・治療にも可能性 富山大など新手法を開発」、こんな心強い見出しが躍りました。
うつ病を始めとするストレス関連の精神疾患を抱える方は、
「良いことよりも、悪いこと(ネガティブな情報)を優先的に覚えてしまう」と言う記憶のクセがあることが分かっています。
富山大学などの研究チームは、このクセを和らげる「介入プログラム」(パソコンの画面にポジティブな単語が出た時のみ、単語に関連する自身の良い体験を1分間鮮明に思い出して貰うと言うようなプログラム)を開発。
介入プログラムを受けたグループでは、
そうでないプログラムを受けたグループと比較して、
以下の3点に改善が見られたそうです。
1.「ストレスへの弱さ」
2.「自分に関連したネガティブな情報を思い出しやすい傾向」
3.「ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌量」
◆「自分ファースト」でいこう
時を同じくして、雑誌『婦人公論 2026年4月号』の特集にも、
興味深いヒントがありました。
テーマは、「65歳過ぎたら『自分ファースト』でいこう」。
ついつい周囲を優先する「他人ファースト」で疲弊してしまう、
「過剰適応」傾向な私たちにとって、
この「自分ファースト」という言葉は、とても大切なキーワード。
誌面では、御年91歳の作家・阿刀田高さんが、
以下のような健やかに生きる知恵を語られていました。
「できるだけ物事の良い面を見るようにして、
それができない時は執着せずに、『こんなもんさ』と思う」と言う。
科学がつまびらかにする「脳のクセの緩和」と、
人生の大先輩が語る「自分ファーストの知恵」。
世界は違えども、同様のことを言っている気がします。
◆「こんなもんさ」という魔法の言葉
悪いことに目が向いてしまうのは、性格うんぬんではなく、
脳が持つ「クセ」の影響が大きい。
だからこそ、意識的に「良い面」を探してみる。
それでもポジティブに見れない時は、「まあ、人生こんなもんさ」でいく。
このサロンのブログも、
皆さまの「物事の良い面」探しのきっかけになればと願っています。
どうか皆さまも、「期待通りじゃなかったわー」ではなく、
「まあ、こんなもんかな(笑)」くらいの、
緩やかな気持ちでお付き合い頂ければ幸いです♪
