2024年12月15日にZoom参加した、日本心理学会 公開シンポジウム、
「人生100年時代における心理学の貢献-縦断研究から紐解くこころの加齢発達-」が面白かったので共有しますね♪
冒頭、企画・司会の大阪大学大学院の権藤恭之先生から、
懐かしの「人生ゲーム」の話が。
ナント最近、人生100年時代を反映した「100年人生ゲーム」が販売されたのだとか。
そして、どれだけお金持ちになれるかが主眼だったかつての人生ゲームに対し、
最新作では、どれだけ幸せになれるかを目指すんだそう。
そこで、「幸せに老いるって?」と話しを継いで下さったのが、
登壇者のお一人、国立⾧寿医療研究センターの西田裕紀子先生。
ご自身も研究者であっても、「記憶力の低下を日常で実感しますよ」とのコメントに、
ちょっぴり安心。
さらに驚き&嬉しかったのが、「認知機能は、多少低下しても大丈夫」と!
理由は、日常生活を営む上で、
最大レベルの認知機能が求められることはほとんどない。
つまり、認知機能のみ(記憶力の良さだけ)が、
日常生活での行動の成功を決める要素ではない。
それよりも、物事にきちんと取り組む誠実性や、
たとえ忘れることがあっても、
それまではぐくみ、覚えている、豊かな知識もあるじゃないですか!と。
さらに、幸福感と認知機能の高さには関連がなく、
幸福感と関連があったのは、
ナント“経験への開放性=物事に興味を持って、わくわくする気持ち=好奇心”なんですって!
どうしたら、経験への開放性=好奇心を高めることができるか、コツとして、
「昔、やっていたことを再び or やりたくてできなかったことに挑戦する」とか、
「家庭菜園や創作など、結果が目に見える事をする」などが、紹介されていました。
あれも忘れた、これも忘れたと、物忘れにクヨクヨし過ぎるよりも、
あれもしてみたい、これもしてみたいと、ワクワクする方が幸福感が高まるって、
そう考えただけで、何だか幸福感が高まってくる気がしますよね。
もうすぐ新年。
「一年の計は“感嘆”にあり!」で、
心が喜ぶ新しいことに、ドンドンチャレンジして行きましょ!