というわけで、“月曜日の抹茶カフェ”（青山美智子 宝島文庫）
「つきあっている間、ずっとビクビクしていた。
気に入られる自分であろうとして、ひたすら消耗していた」。
「やっとわかった。それは自分が輝くための努力とは違うってこと」（p.168）。
うん！うん！
過剰適応気味人間にはズンズン響くフレーズてんこ盛り。
なのですが、お正月なのでそれは少々さておき。
せっかくなので、新年っぽい箇所を拾い読みしてみました。
以前ご紹介した（2023年9月4日）、青山美智子さんの別の本“月曜日の抹茶カフェ”。
青山さん推しの友人が貸してくれました。
「人でも物でも、一度でも出会ったらご縁があったってことだ」。
「でも…」と、目を付けていたジャケットが売り切れで、
手に入らなかったのを悔しがる主人公は食い下がる。
「それは、縁がなかったんじゃなくて、1回会えたっていう縁なんだよ」（p.16）。
さらに、さらに、
「望み通り想定したままのことを手に入れたとしても、
それだけじゃ夢が叶ったとは言えないんだよ。
どんどん自分の予想を超えた展開になって、
それをちゃんとモノにしていくっていうのが、
本当に夢を実現するってことなんじゃないかな」（p.180）。
良いドミノ倒しとでもいいましょうか。
例えば昨今。
旅行に行くにしても、事前にSNSやらで万全に下調べして。
それで実際行って、「あー、ここ一緒！」と、
検索したものをなぞる予定調和の旅で、旅をしたつもりになっていた気がします。
プラスαの展開があってこそかぁ。
それを怖がる、嫌がるんじゃなくて、
予想外の展開を楽しんでこそ、
本当に旅をするってことなのかも、とあらためて思った次第です。
そうそう、2024年1月1日は、天赦日＋一粒万倍日＋甲子の日。
3つが揃う“最高開運日”で、お財布をおろすのに最適な日なのだそうです。
2024年、
ご縁、予想外の展開てんこ盛りで、出来ればお財布にも優しい1年になりますように♪
